管理画面操作・手続きについて
- 詳細
- カテゴリ: リンク不要の記事用カテゴリ
- 参照数: 45685
メーリングリスト[Mailman]を、メールマガジン用途に利用する際の設定について説明します。
具体的な設定方法は、すでにふれていますので、本項では「各項目の設定値のみ」を紹介します。
■ メールマガジン向け設定の概要
メールマガジンの配信に活用する場合、会員は不特定多数の購読者となります。また、管理者からの一方的な配信のみに限定され、会員からの投稿は受け付けません。
概要としてはおおよそ以下のような設定が望まれます。
内的な設定 | メールマガジンの購読者(会員)が記事投稿できない様、制限する必要があります。 |
外的な設定 | 会員の情報が誤って外部に漏れない様、セキュリティを重視した設定にします。 |
1. メーリングリストの全体的な性格
【 関連する設定項目 】 |
メーリングリスト[Mailman]の初期設定1 『メーリングリストの全体的な性格』 |
■公表されるこのリストの名称
設定変更不要です。
■リスト管理者のメールアドレス
「システム管理者のメールアドレス」を設定します。
● Mailmanの制御や設定に関連する通知が配信されます。
■リスト司会者のメールアドレス
「グループ責任者のメールアドレス」を設定します。
● 投稿記事の承認通知や、会員登録通知が配信されます。
■メーリングリストの内容を表す語句
商品やマガジンの名称などを設定します。
設定例: 耳より新製品情報 |
■このメーリングリストの紹介文
未記入にします。
● メールマガジン用途では、総合案内のページを会員に公開しないので設定不要です。
■件名の先頭に付ける語句
マガジンや商品の紹介などを端的にまとめた語句を設定します。
● この語句はリストから配信されたメールの件名の頭にそのまま明記されます。
設定例: [耳より情報メール] |
2. ヘッダの書き換え
■メールの送信者を隠して、リストアドレスに置き換える
はい
● 万一会員から投稿されてしまった場合、他の会員にアドレスが公開されないよう、リストアドレスに置き換えします。
■もし、Reply-To:ヘッダがメールに付けられていたら、それを取り除きますか?
はい
● 万一会員から投稿されてしまった場合、返信作業によって会員のアドレスが取得されないよう、取り除きます。
■投稿された記事の返信先を選んでください
別のアドレス
● リストへの投稿ができない様、返信先には別のアドレスを指定します。
■別のReply-To:アドレス
商品やマガジンの問い合わせ先アドレスを設定します。
3. 親子リストの設定
この項目はリストの規模や必要性に応じ設定を行ってください。
このリストを単体で運用する場合には、設定の必要はありません。
4. 通知の設定
■毎月パスワード備忘通知を送りますか?
いいえ
● メールマガジンの購読者(会員)にはパスワードを渡さないので、備忘通知は送付しません。
■新入会員に送るメールの冒頭に挿入する文章
未記入にします。
● メールマガジンの購読者(会員)には歓迎メールを送付しないので記入は不要です。
■新入会員に歓迎メールを出しますか?
いいえ
● 管理画面のアドレスなどが明記されているので、セキュリティ上、歓迎メールは送付しません。
■リスト退会者に送信する文章
退会者に向けたメール文章を掲載します(必要に応じ)。
設定例: |
● 必須ではありませんので、必要に応じ設定してください。
■退会する会員にお別れのメールを出しますか?
はい(必要に応じ)
● 必須ではありませんので、必要に応じ設定してください。
■新しい申請が来たら、1日1回まとめて知らせるだけでなく、すぐに管理者に知らせますか?
はい
■入会/退会の結果を管理者に知らせますか?
はい
■投稿が承認のため保留されたら投稿者にメールしますか?
いいえ
● メールマガジンの購読者(会員)が投稿を行なうことは前提としていないので、リアクションはしない方がよいでしょう。
5. その他の設定
■すべての投稿を緊急保留にします
はい
● メールマガジンの購読者(会員)が万一投稿を行なった場合も、管理者側で削除ができるよう、全ての投稿は保留しておく必要があります。
■新入会員のデフォルト設定値
・全員アドレスを隠します: | チェックする |
・投稿に対する確認通知を送ります: | チェックしない |
・会員からの投稿は本人には送りません: | チェックする |
・リスト会員に重複するメールを送りません: | チェックする |
■管理コマンドが含まれているメールの配送を保留しますか?
はい
● メールマガジン用途では、全ての投稿は管理者が検閲を行なうことが肝要です。
■投稿メール本文の最大サイズ(KB)
必要に応じた上限設定が肝要です。
● 送付するマガジンの容量に応じ、適切な上限を設定することをお勧めします。
■メールの送信に使うホスト名(ドメイン名)
設定変更不要です。
■このメーリングリストからのメールに RFC 2369 ヘッダ (List-*) を付けますか?
いいえ
● メールマガジンの配信が、メーリングリストを利用しているものであることを秘匿できます。
■投稿記事に List-Post: ヘッダを必要としますか?
はい
● メールマガジン用途では、List-Post:ヘッダは不要です。
6. 入会規則を設定する
【 関連する設定項目 】 |
メーリングリスト[Mailman]の初期設定2 『会員の登録準備』 |
■このマシンでどんなリストがあるか聞かれた時に広告しますか?
いいえ
● 「メールマガジン」用途の場合、閲覧可能な情報は最低限のものに設定しておく必要があります。
■入会にはどのような手順が必要ですか?
承認
● 「メールマガジン」用途では、管理者が会員(購読者)を登録するので、確認作業は不要です。
■退会申請には, リスト司会者の承認が必要ですか?
いいえ
● 「メールマガジン」用途では、退会も管理者が行ないます。「いいえ」であれば一度の処理で退会手続が完了します。
■このメーリングリストへの入会を拒否するアドレスのリスト
この機能を利用する場合には、対象としたいメールアドレスを改行区切りで入力します。
■会員名簿を閲覧できる人は?
リスト管理者のみ
● 「メールマガジン」用途の場合、閲覧可能な情報は最低限のものに設定しておく必要があります。
■会員のアドレスを表示するときに, すぐ電子メールのアドレスであることがわからないように表示しますか?
はい
● 「メールマガジン」用途の場合、閲覧可能な情報は最低限のものに設定しておく必要があります。
7. 会員リストを設定する
【 関連する設定項目 】 |
メーリングリスト[Mailman]の初期設定4 『登録済み会員の管理』 |
制限 | チェックする |
退会 | チェックしない |
隠れ会員 | チェックする |
配送停止 | チェックしない |
受領 | チェックしない |
控え無 | チェックする |
ダブり無し | チェックする |
まとめ読み | チェックしない |
平文 | チェックする |
言語 | 日本語 |
以上で『メールマガジン』向けのメーリングリスト[Mailman]の設定は完了となります。